戦略的ビッチのススメ、第2回です。どうも、大岡川智寛(ちひろ)です。
今回の記事ではセグメント後のコミュニティの中で、自分にとって有用なセフレをどう拡大していったかをお話していきたいと思います。
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前回の記事では私の幼少期についてと初体験について、そしてビッチになると決意した後のターゲットセグメントについてお話いたしました。
マーケット開拓の次の課題とは…
春が終わる頃には、すでにサークルの学生たちに馴染み、可愛がってもらう日々を過ごしていました。
彼らと一緒にいれば、食事や寝床を用意する必要が一切なく、退屈な学校と地獄のような家庭から逃避することができました。
ターゲティングによって、希望通りの日々を送れるようになったのです。
「一発SEXするだけでご飯をご馳走してくれて、ホテルで寝させてくれて、朝には学校の最寄り駅まで車で送ってくれるなんて、なんてコスパがいいんだ!」
浮いた自分のバイト代で、大学生のお姉さんたちと似たような服を買い、お姉さんたちの使っている化粧品と同じものを買いました。
学校には簡単なメイクのみで登校し、普遍的なイチ女子高生として存在していた私。
そんな私が学校終わりの夜や休みの日に変身を遂げ、クラスの子達の知らない姿になることが、気持ちよくてたまらなかったのです。
そうして周りの大学生たちと同化してきた頃です。
いつものようにラブホテルで、相手との行為が終わった後。バックハグをされながら二人でタバコを吸い、雑談をしていました。
彼は先日のイベントの話をし始めました。
が、どうも話が噛み合わない。私のことを「キミ」と呼ぶ。
そう、彼は私と大学新入生の他の女の子とを混同して記憶していました。周りと足並み揃えてオシャレをしていたら、女の子たちの中の一人になってしまったのです。
「そういえばキミの名前なんだっけ」
笑って誤魔化しながらそう言う彼に、こっちだってテメエの名前覚えてねえよ、と言いたい気持ちを抑えて、じゃあLINE交換して自己紹介としますか!と笑いながら言いました。
自己開示とストーリーテリングの重要性
#1の記事で伝えた通り、私が選んだ市場は強い競合がたくさん存在するレッドオーシャンです。
その中でオシャレであるとか、ノリがいいとか、モテテクを実践するとかいうのは大前提であり、もはやルックスやノリやモテテクなどは十分条件として機能しないことに気づきました。
自分が取るに足らないOne of themであることに怒りを覚えた私は、マーケットをより強い関係にすべく、ブランディング確立⇨SEXまでの行動動機を作る⇨エンゲージメント強化というフローをストーリーテリングによる差別化によってなぞることにしました。
本来のAIDMAの法則とは、ユーザーが購買決定するまでにこちらから起こすべきアクションを表したもので、マーケティングの分野でよく用いられます。
SEXへ誘導する方法を説明するのにピッタリなので、こちらの表を使いながらお話ししていきます。
上段が目指す状態、中段が現状、下段がアクションの起こし方、という見方になっています。
以下では、私がトライ&エラーの結果、もっとも良いと思ったストーリーテリングの仕方を提案させていただきます。
自己紹介で人物メモへの書き込みを増やす
すでに知り合っている人に対するアプローチを前提とするので、Attentionへの動きは割愛します。
まずはあなたの情報を伝えることで、相手の人物メモにあなたを書き込みましょう。顔を知っている、だけでなく、何者かまで認知させましょう。
ヒエラルキー上位の男子陣が持つ広い友好関係の中では、スペックだけの情報はとても薄いため、上記のわたしのように他の人と混同されてしまったり、そもそも覚えてもらえない可能性があります。
まず自己開示によって「自分がどんな人間なのか」「どういうことをしているのか」をお互い話しましょう。
そうなんだ〜だけで終わらせないよう、積極的に自分の話を広く深くしていくことで、人物メモへの書き込みは充実していきます。
書き込みが充実していればいるほど、周りの人たちと差別化して認識されます。
わたしの場合、自分が高校生であること、横浜に住んでいるということ、学校やアルバイトのない時にこうして大学サークルに顔を出していること、部活の話やアルバイトの話などを詳細に話していました。
どんどん話題を転換させていけば会話が盛り上がること間違いなしです。
そしてこのたくさんの情報で、あなたという存在に注目(Attention)され、またより強い興味(Interest)を持ってもらえるはずです。
たくさんの断片的なストーリーが個性に
ここまでで相手の人物メモに名前やスペックが記入されたら、次は優先度上位になりましょう。
あなたじゃなくてもいい(あなたでもいい)という状態だと、ワンナイトの可能性はありますが、リピートしてもらうor満足度の高いSEXにはつながりません。
わたしはよりある程度信頼度の高い関係性を構築すべく、他の人にはない要素で差別化を図り、強い関係性を構築することに努めました。
周りの人よりとびきり魅力的なルックスを持つとか、夢中になってしまうようなベッドテクニックを学ぶのは大前提。
ヒエラルキー上位男子を相手にするモテ子ちゃんたちは当たり前のようにやっています。どれだけメイクを頑張っても、どれだけヘアケアをしても、みんなと同じような服を着てもやっと同化してしまうだけで、差別化はかないません。では何をすればいいか?
自分を主人公にした物語を話すことです。
あなたの人生は唯一無二であり、他の人が持ち得ない宝物です。この物語を語っていくうちに、断片的だった情報が重なり、物語によって個性へとつながります。
そうすることによってあなた自身の人物像もより色濃く記憶され、あなたという主人公に対する興味(Interest)の強化、「あなたと関係性を深めたい」(Desire)、「この子は〇〇な子」「〇〇について話した子」という記憶(Memory)に繋がります。
「面白い」という付加価値を提示するには
競合の女の子たちがすでに持っている要素として、ノリの良さがありますが、男子陣の話に対してタイミングよく「さすが〜!」「すごい〜!」「そうなんだ〜!」と言ったり、大声で手を叩いて笑ったり、といったものでした。
しかし、こういった行為は競合との同化に過ぎず、差別化にはなりません。ただ一方的に話がしやすく、ノリの良い反応をもらうためなら、あなたじゃなくたって良いのです。
「この子との対話は面白い」という気持ちがあなたの付加価値になり、差別化の要素となります。
では、面白い話とはどのような話でしょうか?
わたしは知的好奇心を満たす思考の共有だと考えます。
笑えるエピソードやめずらしい体験談だけが話のネタになるわけではありません。誰が、いつ、どこで、何を、なんで、どうやって、といった5W1Hに人の思考や背景が現れます。
自分の物語を話すとき、世間話をするとき、共通の話題について話すとき、裏側にある思考について対話することで知的好奇心が満たされ、「面白い話だな」とお互い感じるはずです。
こうして価値をアピールし、相手の中であなた自身がブランディングされ、そのときデートにつながる(Action)でしょう。
たくさんの情報を交換し、互いに関心を持つためには何より「自分の物語は唯一無二である」という認知、そしてそれを対話によって伝えること、面白いと感じる対話にするには思考にフォーカスすること。
総じてわたしがお伝えしたいストーリーテリングの方法は以上です。
当たり前だろ、そんなの日常でみんなやってるわ、と思うでしょうか?しかし、男性に注目されようと考えたとき、多くの女性はよりルックスを磨くことであったり、「合コンさしすせそ」や適度なボディタッチや上目遣いサラダの取り分けetcetc…といったモテテクに盲目的に執着してしまうことがあります。
ルックスやモテテクは「もちろんできた方がいい」ことに違いありませんが、それだけで印象を左右するような影響力は持ち得ませんし、これができないからといってチャンスが失われることもないはずです。
「男の人って一回SEXしてしまっては恋人になれないんでしょう?」「ワンナイトで終えられてしまったのはわたしに魅力がないから?」といった女の子の言葉に、わたしは反対を唱え続けます。
人間関係は常に対等。
だからこそ、関係を深めて信頼を勝ち取るためには相手に合わせるだけでなく、自分から価値のアピールをしなくてはいけない。
そしてあなたの価値はSEXや外見的なものだけではなく、今まで歩んできた道や、そこから得た思想にあります。
だからストーリーテリングがもっとも競合と差別化し、自分の価値を伝えるのに適した方法ではないでしょうか。
他にも、わたしがマーケットをより自分に合うように強化し、リピーターを増やした方法はありますが今回はここまで。
次回はまだまだ付加価値を提供し、競合に勝つために、デートやベッドインの時にどういうことをしていたかをお話しさせていただこうと思います。どうぞお楽しみにっ!