戦略的ビッチのススメ #1私がビッチになった理由



戦略的ビッチのススメ #1私がビッチになった理由

 戦略的ビッチのススメの第1回を始めていきます。大岡川 智寛(ちひろ)と申します。物書き経験はありませんが、現在エロトゲスでライターとして修行させていただいています。

突然ですが、わたしは中学卒業時にビッチになることを決意しました。ビッチ、ヤリマンの類というものは、どちらかというと、単に快楽に流されたり、その場の空気でやってしまったりと、あまり主体性を感じさせるものではないかもしれません。しかしながら、私は明確な意思を持って、ビッチになることを決意したのです。そこからの私は試行錯誤しながら戦略を固め、ビッチライフを送りながら高1で70人切りを果たしました。そんなわたしの奮闘の歴史ををどうかお楽しみいただければと思います。まずはちょっとした昔話を。

子どものころから目の前には裸でまぐわう両親がいた

赤ん坊の頃。寝室のダブルベッドの上、右隣には母が、左隣には父が、一糸纏わぬ姿で寄り添っていました。母の柔らかく白い肌と父のざらついたゴルフ焼けの肌の間で、わたしは天井を見ていました。これはわたしの最も古い記憶です。やがて言葉を覚え、話せるようになった頃、愛とは両親がしていたあの行為なのでは、と思いました。

最近気付いたことなのですが、わたしの家庭はいわゆる「機能不全家庭」であったようです。愛し合っていたと思っていた両親は耳を塞ぎたくなるような罵詈雑言や拳や足や刃物やガラスの灰皿を投げ合い、血や涙を流しました。二人の感情はわたしに向けられることも多く、苦痛を感じながらも自分の家庭の異端さを自覚しないまま、心のどこかで蜘蛛の糸が垂れるのを祈りながら3LDKの閉鎖的な地獄に絶望していました。

妊娠して結婚することが絶望から逃げる手段だと思った

家を飛び出した母と二人で極貧生活をしながら、おませ小学生のわたしはSEXとは愛情表現の方法に限らず、子どもを作ることもできるということを知りました。高学年になり、妊娠して結婚するという、家出の方法を思いつき、最も合理的だと感じていました。しかし小学生のうちは彼氏彼女という関係にリアリティがありません。中学生になったら即、結婚を前提とした彼氏を作ることにしました。

そして中1の夏。深夜のアパートの非常階段で、叫び出しそうなほどの破瓜の痛みに耐え、わたしはバージンではなくなりました。呆気ないロストバージンの儀式を反芻しながら、この男の力を借りて地獄から脱却してやろうと静かに燃えるわたしを、初めての彼氏は何も知らず抱きしめました。

しかし、重い心を引きずる思春期の女の子を、少年たちに抱えられるはずはありません。たくさんの男の子とSEXをし、振って振られてを繰り返しましたが、恋人でなくてはならないなんてことないのでは?と思うようになり、完全セフレ限定のビッチになることを強く決意したのです!恋人ほど束縛力が強くなく、代替性がきき、複数人所持しても咎められない……ようは「都合のいい関係」の方が操作しやすいと当時のわたしは考えていました。

セフレ > 恋人 という考え

野心を抱き高校に入学したものの、真面目な生徒ばかりでガッカリしました。セフレどころか、恋人とすら見れないようなすこぶる健全な友人たちとの新学校生活は極めて楽しいものとは言えませんでした。母が極貧に耐えられず失踪したので父と二人で生活していましたが、このまま退屈で苦痛な日々を送るのは嫌でした。必ずセフレを作りビッチになると決めたのですから。

クラスメイトとセフレになるのは無理だと思ったわたしは方向転換をし、高校の友人の地元のチャラめな友人をターゲットセグメントしました。中にはわたしに好意を寄せ、告白をしてくれる人もいましたが、面倒だったので丁重に断りSEXだけ頂戴しました。

その辺りでアホなわたしは気付いたのです!

「そういえばセフレってどうやったら関係成立するんだ?彼氏彼女みたいに告白があるわけじゃないし……」

4月が終わろうとする頃、中学の友人が某大学の新歓イベントに誘ってくれ、わたしは初めてクラブに足を運びました。大学生たちのファッションやメイクからは「目立ちたい!」「イケてる風に見られたい!」という強い感情が見て取れました。

セフレを増やしたい女子高生というブランディング

イベントを楽しんでいたら、連れの友人が逆ナンに成功し、わたしを置いてイケメンの元へ行ってしまい、途方にくれながらパーティ会場の壁際でスマホをいじっていました。しばらくして一人の青年に声をかけられました。どうやら彼はイベント主催団体トップと友人らしく、運営を手伝っていて、わたしが退屈そうにしていたから声をかけてみたとのこと。彼と壁際で雑談をしているうちに打ちとけ合い、わたしは中学時代にあった男の子たちとの出来事や今セフレが欲しくて悩んでいるということ、なぜセフレが欲しいかを語りました。

「智寛ちゃん、面白すぎる!なにその思考!ぜひLINE教えてよ、今度飯行こう。それと俺の所属してるサークルもよく集まってイベントやったり遊んだりしてるからぜひ来てよ。智寛ちゃんのこと、仲間みんな好きになると思うし、智寛ちゃんも気にいると思う!」

「マジで?それ高校生が行ってもいいやつなの?」

「本当はダメだから他の人には内緒でね。仲間は歓迎してくれるはず!君のこと話しておくよ」

きた、と思いました。即緑色のアイコンを叩き、彼との連絡先手段を手に入れました。後日食事をし、その後しっかりSEXをいただきました。

彼、いや彼らの団体は超の付くほど有名なサークルでした。招待してもらった集まりに行くと、いかにもヒエラルキー上位ですと言わんばかりのオーラと自信と明るさをまとった男女……。「智寛ちゃん参加でーす!この子高校生なんだけどやばくない!?」と誘ってくれた子が仲間に伝えると、美男美女たちが一斉に集まり可愛がってくれました。中には大学生だけではなく、OBたちもいました。

これがわたしのビッチライフを変えるターニングポイントになったのは言うまでもありません。しかし、サークル内のイケてる美人女子大生たちというとても強い競合がいる中では、例えセフレを広げリピーターにするのは容易ではありませんでした。単に一回SEXするだけなら問題ありませんが、リピーターになるには選択肢の多い彼らの時間を使う対象としての優先度を上げる必要があったのです。

そのためには、競合を蹴散らし、自分から売りに行くのではなく男性側から選択してもらえなくてはなりません。某サークルに所属する男子たち及びOBたちは、ただ股をおっ広げて待っているようでは、来てくれないのです。レッドオーシャンの中で周りと差別化をし、自分の魅力をプロモートすることで、わたしにとって利用価値の高いマーケットを拡大させていったのです。全ては家庭と学校から脱却し、自分が気楽にいれる人と環境を作るための意思決定でした。

次回以降はマーケティングの広げ方、リピートしてくれる顧客を作る方法、セックスをゲーミフィケーションする方法などに加え当時の思考やエピソードなども書いていけたらなと思いますので引き続きお相手していただければと思います。