「性春AV批評」2本目はScoopのこちら
「街のゆるいマスコットはお股もユルいのか徹底調査!着ぐるみを脱ぐとまさかの激カワ娘!?汗だくのムレムレ感でさらにエロさが増し、たまらずハメ倒すと中身も超どスケベのユルユル娘だった!」
メーカー:SCOOP
監督:馨
発売日:2014/05/23
街で見かけるマスコットキャラクターの中身って!?なにやら休憩に入った様子のマスコットを追っていくとキョロキョロしながらその秘密がベールを脱ぎ始めた。えっ、こんな可愛い子がぬいぐるみの中に入っていたなんて!イメージとのギャップにやられた僕は人気のないところで勃起チンポを見せつけSEX交渉に出た!
SCOOPの長い長いタイトルは非常に内容がわかりやすく、買い手にとっては選びやすい。
読んでみると非常に面白いので、タイトルについての考察は次回やりたいと思う。
さて、2013年頃のふなっしー大ブレイクでゆるキャラが脚光を浴びたのを受けて?発売されたこの作品。
マスコットの中身が見てみたいという探究心を強引にエロに持っていくパワープレイ。
これぞ企画モノの真髄と言える。
本作品の選定理由
一見普通なんです。
タイトル通りの展開だし、なにも引っかかるところがないというか、いい意味で見やすい。
着ぐるみという少しニッチなスパイスはあるものの、内容としてはプレステージの人気企画である「天然成分由来〇〇汁100%」と似た感じで、汗だくの状態での絡みを抜きどころとしている。
この作品では3人の女優(パッケージ上は素人となっている)が登場するのだが、あなたは2人目で衝撃を受けることとなる。
突然の野菜キャラ
まぁふなっしーは梨だし、別にいいんだけど、突然のにんじんさん。
やはりマスコットといえば動物が普通だし、
そもそも町の野菜直販所(しかも夜)でマスコットがいること自体が、疑問である。
こんな着ぐるみどこに売ってるんだよと思ったら、レンタル衣装のようだ。
小道具や衣装などの値段でAV1本にかけている予算が見えてきておもしろい。
衝撃の登場
そんな感情も束の間、マスコットの中身への興味は恐怖へと変わる。
タイトルの「まさかの激カワ娘!?」の「?」を見逃していた自分を恨むこととなる。
金髪熟女ババア、峰岸ふじこの登場である。
金髪熟女ババアという言い方は本当に失礼だし、不適切な表現だとは思う。
しかし、そんなことを言っている場合ではない。
正体を明かした瞬間から様子がおかしい。
明らかに様子がおかしい。
溢れ出る肉欲をニンジンをかじることで表現するのは、男にとって恐怖でしかない。
そして、男優をむさぼり尽くす。
考察
商品レビューでは、峰岸ふじこの登場がもっぱらディスられているのだが、
抜くだけが目的の野蛮人と違い、文化人であればこのシーンの重要性を理解することができるはずだ。
峰岸ふじこが登場することで、マスコットの中身はどんな人が入っているか分からないおみくじみたいなものであるというリアリティを出すことができ、
さらに、失敗体験をさせることで、成功の価値を高める、つまり、他の女優の引き立て役となっているのだ。
決して無駄などということはない。
企画ベースの同じシチュエーションで何人かの女優が登場するSCOOPの作品では、大体1作品に1人は変化球を投げてくるこの手法がよくとられている。
通しで見ることで、そのシチュエーションの抜きどころがよりはっきりと見えてくる噛み応えのある作品の典型例として、この作品を紹介させていただいた。
いかがでしょうか。
企画モノのおもしろさ、奥深さを少しでも感じていただければ幸いだ。
あなたは着実に文化人へと近づいている。
また次回をお楽しみに。